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離乳食の準備に果汁を取り入れたほうがよいのか

生後半年を過ぎると、少しずつ離乳食を進めることになりますが、始める前に果汁を取り入れると良いという話を聞いたことがある人は多いかもしれません。以前までは離乳食の準備段階として、生後2ヶ月ごろから薄めた果汁を与えることが推奨されていました。それは離乳食をスタートさせる前に、母乳やミルク以外の味を体験すること、そしてスプーンに慣れさせることも目的の1つと言えるでしょう。しかし現段階では赤ちゃんにとって離乳開始前の最適な栄養源は、母乳や育児用のミルクだとされています。このようなことから離乳食をスタートする前に果汁やスープなどを与えることの意義が認められなくなっているのです。味の体験ははじめての食材を1さじずつ進めていくものであるため、ミルクや母乳以外の味は、離乳食をスタートしてからでも良いでしょう。